Waves Vitaminの使い方【Waves GOLDプラグインレビュー】

“Vitamin” は「エンハンサー」「サチュレーター」「マルチバンドコンプ」の3つの機能を兼ね備えたハイブリッドな
プラグインです。
「音のバランスを組み直し」たり「ある音域の強化」だったり、少し難しいようなミックスが楽にできてしまうのが
特徴です。

かなり使い勝手がよくて何個も使いたくなってしまいます。
というのも、使いこなせればどんな音に対してもうまく調整が働いて
思ったように音のバランスをコントロールすることができるからです。

Waves GOLDの中でもVitaminの重要度はトップレベルです。
必ず使っておいてほしいプラグインにはいります。

使い方は見た目の割にはかなりシンプルで、5つほどの操作を覚えればほぼ完璧にマスターできます。
それでは、使い方に入っていきましょう。

 

1. Vitaminのマルチバンドコンプ機能

 

これがメインになり、一番覚えてほしいことになります。
ここではある音域の強化をすることができます。

緑で囲ったフェーダーがあるところが「マルチバンドコンプ」の部分です。
操作は超簡単で、

「ほしい音域のフェーダーを上げる」

これだけです。
音の変化を動画で確かめてみてください。
ドラムにかけてみます。

EQとは違ってバランスがいびつになりづらく、綺麗に音が補強されます。
触る箇所も少なく「フェーダー」「Punch」の2つだけで簡単に音を調整できます。

・フェーダー
5つに分けられた音域にそれぞれ決まったコンプがかけられています。
シンプルに欲しい音域の場所のフェーダーをあげるだけでOKです。

・Punch
コンプのAttackと同じ意味です。
早めると全体的に出っ張りが抑えられ滑らかになります。

Vitaminのマルチバンドコンプは「Threshold」「Ratio」「Release」の3つが自動で設定されます。
そんなわけでここまでシンプルなのです。

ややこしいことがなくでとても使いやすいですね。

1-2 CrossOverで音域の幅を調整する

次に(できれば)やって欲しいことが「音域の幅の指定」です。
音に合わせて音域の場所を合わせておくとより効果的にミックスできます。やや大事です。

区切られているポイント(5つ音域があるので4つ)は動かせます。
クリック&スライドでずらしていきましょう。
S(ソロ)で音を確認しながらずらすと効果的です。

 

2. エンハンサーで広がりをコントロールする

 

エンハンサーは「ステレオ」と「モノラル」を設定できる場所です。
「イメージャー “Imager”」とも呼ばれます。

このつまみのようなものを

右に回すとステレオ
左に回すとモノラル

と、「音域ごとに広がりをコントロールする」ことができます。

微妙なかかり方はせず、ぱっくりと音が広がっていきます。
そのためやりすぎには注意です。

3. Vitaminでサチュレーターかける方法

 

見た所サチュレーターっぽいセクションがなく、スイッチなどもありません。
では、どうやってかければいいのか、、、

Vitaminのサチュレーションのかけ方はすこし変わっていて
「Input」と「Output」で調節します。

それはVitaminに音を通した時点でサチュレーターがかかるからです。

Vitaminに通した音をどれだけ使うか

がサチュレーターの量になります。

サチュレーターを強めたい場合は

「Inputを強める」「原音(Direct)を弱める」「全体のフェーダーをあげる」

この3つでOKです。
最後に「Output」で音量を調節しましょう。

 

 

4. DryとWetのバランスの取り方

 

VitaminにはDry-Wetのつまみがありません。
が、それと同じことをすることができます。

「Direct(原音)とどれだけ混ぜるか」

が、VitaminのDry-Wetの調整になります。

例えば、

Vitaminの音を主体にしたいときはDirectは弱め(Wet気味)
Vitaminの音をアクセント程度にしたいときはDirectは強め(Dry気味)

といったかんじです。

 

 

まとめ

Vitaminは何に使っても役に立ちます。
「ボーカル」「ドラム」「ギター」「ベース」
どれを取っても腐らせることはまずありません。

ジャンルの観点で考えても(主にロックに使われているようですが)全てに適応することができます。

それは

・音の補強
・広がり(エンハンス)の調整
・出っ張りのバランス

この3つをクセのないように調節できるからです。

ミックスにおけるベーシックな部分を簡単にカバーできるのがとても嬉しいポイントです。
これが使えるようになれば

音をどう組み合わせていくのか

がだいぶみえてくるはずです。