Tonal Balance Controlを使ってマスタリングをプロレベルに近づける【Tonal Balance Control使い方】

ついに素人でもマスタリングをプロレベルに近づけることが可能になりました。
「Neutron 2 Advanced」「Ozone 8 Advanced」
この2に追加された

Tonal Balance Control

というプラグイン、使いこなせればどういう効果があるのかというと

マスタリングのバランスが手に取るようにわかるようになる

という効果があります。

マスタリングというのは各周波数のレベルを、しっかとしたバランスに整えることで
一気にプロっぽくすることができます。

Tonal Balance Controlはそのナビゲーションをしてくれるプラグインだと思ってください。
では、使い方に入っていきます。

 

目次
1. 大まかな使い方
2. BroadとFine
3. Target
4. Crest Factor
5. Ozone 8とNeutron 2との合わせ技
まとめ

 

1. 大まかな使い方

 

まずはマスタートラックの最後に「Tonal Balance Control」を入れます。

この4つのブロックは左から右にかけて”Low” “Low-Mid” “High-Mid” “High”と「音域の段階」を示しています。

この4ブロック内の深緑の部分めがけてミックスする
というのが大まかな流れになります。

このバランスを示してくれる画面には2タイプあります。

2. BroadとFine

・Broad

周波数ごとにざっくり分けてあります。
大まかなバランス調整に役に立つでしょう。

 

・Fine

4つの音域の細部まで見ることができます。
最終的にはこちらでチェックするとよりバランスを良くすることができます。

 

3. Target

 

曲のジャンルに合わせてマスタリングのバランスを変えることができます。
“Target”ではあなたが作ってる曲に合わせてジャンルを指定しておきましょう。

赤い部分をクリックすると、下に
「Bass Heavy」「Modern」「Orchestral」と、3タイプでてきます。
それぞれのタイプについて説明しましょう。

・Bass Heavy

主にエレクトロなどに使います。
特徴・・・Lowのレベルが高く、Highのダイナミクスは割と広め

・Modern

主にロックやポップスなどに使います。
特徴・・・Low-Midのレベルが高く、Lowのレベルは低い(Bass Heavyよりも)
Highのダイナミクスは狭い(Bass Heavyよりも若干)

・Orchestral

主にオーケストラなどに使います。
特徴・・・Low-Midのレベルが一番高く、Highのレベルは一番低い
LowとHigh-Midのダイナミクスはかなり広い。

基本の形はこれで以上です。

・Reference

この機能は「Tonal Balance Control」にあなたが手本としている曲を読み込ませ、
マスタリングのバランスを解析してくれる機能です。

この機能が”Target”のなかで一番重宝する機能です。

赤い部分をクリックするとメニューが出てきます。曲を読み込ませるためには「上から2つのどちらか」を
選んでください。この2つの違いについて説明します。

・Create custom target curve from audio file…(上のやつ)
1曲のみの解析

・Create custom target curve from folder of audio file…(2番目のやつ)
フォルダーを選んで、そこ入ってる曲を解析。(範囲は広くなる)

Referenceを使った方がより作りたいイメージに近づけることができます。

 

 

4. Crest Factor

 

この機能はLowのバランスの具合を指示してくれる機能です。

赤く囲った部分がCrest Factorです。

Lowは一定のレベルから全く動かないと(パッツパツ)鬱陶しく聞こえて、
その逆だと(スッカスカ)寂しく聞こえますよね。
Crest Factorでそのバランスを調整できます。

左に行きすぎるとスッカスカ
右に行きすぎるとパッツパツ

というガイドになっています。
2つの線の内側を目指して、コンプとかを修正して行きましょう。

 

 

5. Ozone 8とNeutron 2とのあわせ技

 

Tonal Balance Controlは「各トラックのEQ」を見ることができます。
オーバーしている原因となっているパートをサクッと見つけることができる。という寸法です。

この「各トラックの」というのは“Neutron 2″か”Ozone 8”を入れてあるトラック
という意味です。

赤く囲った部分をクリックすると”Neutron 2″か”Ozone 8″を入れてあるトラックが表示されます。
そしてクリックすると、

このようにEQが表示されます。
“Neutron 2″か”Ozone 8″のEQを入れてある場合は特別で、

このようにTonal Balance Control内でEQの設定を変えることができます。

いろんなトラックのEQが視覚化されることによって格段にマスタリングの精度をあげることができます。

 

まとめ

マスタリングのバランスが手に取るようにわかるようになるというメリットはえらく大きいものです。
独学で(感覚で)やろうとするとどうしても目立つポイントにばらつきが出たりと四苦八苦するものですが、
Tonal Balance Controlのガイド通りにやると、しっくりとした感じにまとまります。

「誰かに教わるか」「ガッチガチに勉強するか」でしか体得できないマスタリングの感覚が、
視覚的なバランスに置き換わることで誰でも簡単にそれなりのレベルにすることができます。

私は正直、今までのiZotope製品の中で1番の衝撃を感じました。

最後に実際にバランスを組み立てていく様子を動画でごらんください。

 

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